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バックアップ環境の構築

バックアップ環境の構築

データなどのバックアップは大きく分けて二種類に分類されます。一つは、障害対策としてのバックアップ。もう一つは、災害対策としてのバックアップ。
前者のほうは、比較的多くの会社が環境を整えています。パソコンが壊れた、サーバが動かない、そんな障害時に、データを復旧させるためのバックアップになります。パソコンのバックアップ機能やバックアップ用のアプリケーションを使用して、定期的に外部のHDDにデータを保管する方法が一般的です。これにより、障害が起こった際にも安心して業務を続けることが可能です。
一方、後者については、残念ながらまだほとんどの会社が導入されていないのが現状です。災害なんて...と以前であればそれでもよかったかもしれません。ただ、今、災害なんて起こらないだろう、とは誰も思っていないでしょう。災害はいつか必ず起きます。その時のために必要となるのが災害対策用のバックアップです。
比較的多くの企業が備えている障害対策用バックアップは、その性質上、現在使用している機器のすぐ近くに外部HDDがあることが多く見受けられます。そのため、災害時には、機器とその機器のバックアップデータもろとも消失してしまう可能性があります。
そのリスクを軽減させるのが災害対策用のバックアップになります。
一口に災害と言っても、いろんなことが想定されます。地震、津波、火事、おやじ...、おやじは冗談です。そんな災害が起こっても、引き続き事業を継続させるためには、会社で管理しているデータが必ず必要になります。会計データ、顧客データ、販売データなど。それらのデータをしっかり守ることで災害からの復旧も早期に実現することになります。
災害対策になるので、極力同じ建物内には設置せず、別の場所にバックアップを行います。例えば、本社のデータを別の場所にある支店にバックアップを行い、支店のデータを本社でバックアップをとる、とか、あるいは、本店のみの会社ですと社長様のご自宅とか。また、データを預かるサービスも行っています。データを預かるサービスについては、インターネットを通じて外部のサーバを利用するため、月ごとに費用が発生いたしますが、障害対策にも災害対策にもなりますので一石二鳥といえます。

詳細については、当社までお問い合わせをください。よろしくお願いします。

昨年東北で起こった震災。当社も東北には一部仕入先があり震災後、未回収の売掛金の問い合わせがきました。聞くところによると、地震によりパソコンが壊れたために、金額がわからなくなってしまったそうです。きっと当社だけでなく多くの取引先に電話をされたのだと思われます。その会社は今も元気で事業をされていますが、同じ轍を踏まないようすでに対策済みとのことです。他人ごとではありません。しっかりとした対策は必要ですね。
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